京都池坊短期大学国文科文芸コース卒業後、カネボウ薬品京都営業所で1年間OL生活の後、東映俳優養成所に入所。卒業後、東映京都撮影所で、時代劇を中心として、TV・映画に多数出演の後、活動の場を商業演劇の舞台に移す。
大阪新歌舞伎座・名古屋御園座・東京新橋演舞場・京都南座などの大劇場に出演し、田村正和、中条きよし、郷ひろみ、新珠三千代、池内淳子その他多くのスターと共演。又、平成8年から女優歌手として新たな活動をスタートし、各地で独自のステージをこなす。
平成9年には、国立文楽劇場小ホールで、女優歌手さいとうかな「若葉の出発(たびだち)」と題して、二部構成の自主公演を行い。歌謡ショーと共に、矢代静一作『宮城野』をひとり芝居で演じた。
他に、『お蔦恋しぐれ(婦系図より)』『お蘭炎上』の上映作品にも、それぞれの状況を生きる女性に焦点をあてて、自主公演における芝居のテーマとする。
平成14年夏には、“22年ぶり復活のぞきからくり”の口上語りとして、新聞、TV、ラジオ等で大きく取り上げられ、同年9月近鉄小劇場においてのリサイタルでは、芝居・覗絡繰(のぞきからくり)・なつかしの歌謡パレードの企画構成も試み、自らの方向性を定めた。
特に“のぞきからくり”は、復活から定着に向けて、様々な方面からの期待を担い、今後も、実演・研究に勤しむことを信条とする。
新たなる飛躍を常に願いながら、幅広く、充実した内容の活動を展開し、今日に至る。
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